改新の詔

 乙巳の変により蘇我本宗家を排除し、新たに即位した孝徳天皇により、政治の方針が示されたものとされています。

 豪族連合の国家の仕組みを改め、土地・人民の私有を廃止し、天皇中心の中央集権国家を目指すものでありました。大きく4か条の主文からなり、各主文ごとに副文(凡条)が附せられています。

 『日本書紀』編纂に際し書き替えられたことが明白となり、大化の改新の諸政策は後世における装飾であることが判明しています。しかし、孝徳期から天武・持統期にかけて大規模な改革が行われたことに違いはなく、後の律令制へつながっていく天皇による中央集権国家の建設を基本理念とした内容だったと考えられます。